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非正規雇用で働く人たちが不安定な雇用と低賃金に苦しむ一方で、社会問題となった
「名ばかり管理職」のように、サービス残業や休日出勤も当たり前の長時間労働を強い
られる正社員も増えている。雨宮氏によると、両者の問題は密接に関係しているという。
「派遣切りやホームレス化など、非正規雇用労働者の厳しい現状が報道されるのを見て
いると、正社員の人たちは自分がどんなにひどい働き方をさせれらていても『今の会社に
しがみつくしかない』と、何も文句をいえなくなってしまうような傾向があります。
自分もいつそうなるか分からないという強迫観念から、会社側の無茶な要求にも応えよう
として、限界を超えてがんばってしまう。これは非常に危険な状況です」
そこまで過酷な状況に直面していなくても、漠然とした不安を抱えながら働いている正社員は
少なくない。たとえば、目の前の仕事を一所懸命やっているだけでは安心できず、隙間時間を
必死にスキルアップ・キャリアアップのための資格取得の勉強などに充てるのも、根底には
「脱落しないためには、競争に勝ち続けなければならない」という強迫観念があるのではないだろうか。
「がんばって仕事をしているのにもかかわらず、その自分を肯定すらできないというのは、
もう病んでいるといわざるを得ません。これは子どもの頃からそういう人格を作り上げている
教育の問題でもあり、社会自体が病んでいるということだと思います。
「正社員の人たちが長時間労働などの過酷な状況を受け入れるのは、『そうしなければ社会で
生き残れない』からだと思いますが、そんなやり方をしなければ生き残れない社会というのは、
明らかにおかしい。そのおかしい社会や企業の価値観に過剰に適応しようとすると、いつか必ず
無理が生じます。それが、過労死や過労自殺、そして鬱病といった結果を招いてしまうのです」
(>>2以降に続く)
ソース:URLリンク(careerzine.jp)
画像:URLリンク(careerzine.jp)
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★1:06/20(土) 12:40:30