09/06/17 19:16:31 0
衆議院本会議で16日午後、臓器移植法の4つの改正案について討論が行われた。小さな命の未来を左右するかもしれない
法律の行方に注目が集まっている。18日に衆議院本会議での採決が決まった臓器移植法改正案。4案の支持者たちが16日、
熱弁を振るった。
そして、子どもの命の未来を大きく変えるかもしれない、この改正論議を見守っている家族がいる。片桐鳳究(ほうく)君(2)は、
2008年10月に心臓の筋肉が硬くなり、心臓の収縮が困難になる「拘束型心筋症」と診断された。主治医によると、発症すると
およそ50%の患者が1年以内に死亡する難病で、鳳究君の場合、10月までに、心臓移植を受けるしか助かる道はないという。
鳳究君の父親・泰斗さんは5月25日、「鳳究の命をあきらめることはできません」と話した。鳳究君の母親・木綿子さんは「(鳳究
君とは)代わることも、提供することもできません」と語った。アメリカでの心臓移植を決意した鳳究君の両親は、5月中旬から
募金活動を始めた。移植にかかる費用、およそ1億円を集めたいとしているが、目標額の10分の1しか集まっていない。
泰斗さんは「何しろ、今の状態で生かさなければ、その先の助かる率が非常に少なくなってくると」と話した。追い詰められた
状況の中、泰斗さんは、ほかの子に鳳究君と同じ思いをさせたくないと、臓器移植法改正の動向に注目している。泰斗さんは
「A案というのは、やはり、先進国で当たり前なんですけど、スタンダードな、日本以外はみんな、もうそれで成熟されたシステム
になっていると思うんです」と語った。
改正案の採決が迫る中、A案支持の泰斗さんは「脳死を人の死」と法で定めなければ、親が子どもの死を決断することになると
懸念している。泰斗さんは「A案とD案の最大の違いは、人の死を誰が判断するかというところだと思っています。D案であれば、
家族が脳死判定をしてくださいと、こっちから自分で親族の死を決めなくてはいけないという。ちょっとわたしには理解できない案
だと思っています」と話した。
結果に大きく影響する採決方法をめぐっては、いまだ結論が出ず、17日の理事会で協議されることとなる。(一部略)
URLリンク(www.fnn-news.com)
スレリンク(newsplus板)