09/06/17 12:30:09 0
知事が発言、訂正/南海フェリー支援めぐり
和歌山、徳島両県が南海フェリー(本社・和歌山市)に1億円ずつ支援して運賃を
値下げする計画に関連し、仁坂吉伸知事は16日、南海フェリーが計画の一部への
協力を渋っているとする質問を記者会見で受け、「渋る元気があったら国土交通省の
前で割腹自殺でもしたらいい」と発言した。発言の直後に事務方から指摘を受け、
会見の中で訂正した。(宮崎亮)
この計画では、両県が国の補正予算を財源とした1億円をそれぞれ予算化。
7月下旬から約半年間、両県いずれかに宿泊する人を対象に運賃を値下げし、
陸路に対抗できるようにすると共に、観光振興にもつなげる狙い。実際の値下げ幅や
差額の負担割合はこれから3者で話し合う。
この日県庁で開かれた定例記者会見で記者の一人が「割引を宿泊者対象にするという
ことについては、南海フェリー側はあまり乗り気ではない、渋っているような……」と
質問すると、「渋る元気があったら国土交通省の前で割腹自殺でもしたらいい。
これだけ条件面で不利になっていることに対してちゃんとした抗議をするのが正しい」と
述べた。仁坂知事はその約1分半後、「広報室長が『割腹自殺』というのは
『ちゃんとした抗議』にしろと言いましたので、訂正をさせていただきます」と話した。
仁坂知事は朝日新聞の取材に対し、「公の場で乱暴な言葉を使ってはいけない。
訂正する」とした上で、発言の意図について「業界も国に対して強く抗議すべきだと
言おうとした」と釈明した。また、「国交省は所管する業界が困っているのに政治家への
進言を怠っている。業界もおかしい。親会社の南海電鉄なんて何をしているんだと思う」と
不満をぶちまけた。
一方、南海フェリーの担当者は「計2億円の支援をもらえるのだから、非常に感謝
している。『渋る』なんてことをうちの会社の人間が言うわけがない」と話している。
URLリンク(mytown.asahi.com)