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広島県三原市で昨年末、民家の庭に乗用車で突っ込み親子３人を死亡させたとして、
自動車運転過失致死罪に問われた元会社員秋保輝行被告（２５）に、広島地裁尾道支部は
１６日、禁固６年（求刑懲役７年）の判決を言い渡した。
永井秀明裁判官は、判決理由で「被告の不用意なブレーキ操作が事故の直接原因で、
これがなければ事故が起きなかった可能性がある」と指摘。
「被害者の無念や残された長女（１０）の精神的苦痛は計り知れないが、過失の域を出ず、
懲役刑は相当でない」とした。
判決によると、秋保被告は昨年１２月２９日朝、三原市久井町の国道４８６号
（制限時速５０キロ）を９０～１００キロで運転。右カーブでブレーキをかけるなどして
スリップした車が、左脇の会社員盛谷浩二さん＝当時（５１）＝方の敷地に突っ込み、
庭にいた浩二さんと妻良美さん＝同（４１）＝、次女里歩ちゃん＝同（４）＝をはね、
脳挫傷などで死なせた。
判決後、浩二さんの兄盛谷幹人さん（５４）は「３人を返してほしいというのが本心。
やるせない気持ちの整理はつかないが、実刑で遺族の思いをくんでもらえた」と弁護士を
通じコメントした。
▽スポーツニッポン
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