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“婚活”ブームで、お見合いパーティーが花盛りだ。ゴルフを介した“ゴルコン”や
“料理コン”、地方の農村では農作体験を通じた“農コン”も行われているが、中には、
ワケありの女性を「サクラ」にして、参加した男性から会費を徴収する詐欺まがいの業者
も存在する。とくに、嫁不足が深刻な地方では、カモを狙って積極的にパーティー開催を
売り込んでいるという。
先月末、男女４０人が新潟市内の田んぼに集り、田植えなどの農作業を通じてカップル
成立を目指す“農コン”が開催された。無肥料、無農薬のコメを栽培しようと県内の
非農家で結成した「新潟青年協力隊」がホームページで参加者を募集した。参加費は
１０００円で、２組のカップルが成立したという。
こうした質素で優良パーティーは大いにけっこう。だが最近、悪質な出会い系サイト
の業者がお見合いパーティー市場に進出。嫁不足に悩む地方の男性をターゲットに、
詐欺まがいのパーティーを行っているという。出会い系事情に詳しいジャーナリストの
井上トシユキ氏が実態を語る。
「悪質な出会い系サイト業者は、ネット上のさまざまなサービスを舞台に暗躍していますが、
ネットの規制強化で行き場を失い、ついにリアルの世界に進出してきました。ネットにうとい
地方の農漁協青年会幹部をターゲットにするケースが多いようです」
悪質な「お見合いパーティー」は“日本女性版”と“外国女性版”の２種類がある。前者は
多額の借金を抱えた若い女性で、借金返済に充当する日当を支給されて参加。「田舎暮らしに
興味のある若い女性」を装い、各地の農漁村を行脚する。後者は、日本に不法滞在している
アジア系外国人女性を派遣するもので、地方の男性との国際結婚がウリだ。
（>>2以降に続く）
▽ZAKZAK
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