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高速道路料金の「休日1000円」が導入されて2カ月余り。観光客増を狙った
景気対策として始まったが、大都市から近場の観光地は素通りされるなど、明暗が分かれた。
フェリーや鉄道、長距離バスは利用客が大きく減少。
廃業に追い込まれたフェリー会社もあり、マイナス効果も表面化している。
日本観光旅館連盟によると、高速割引が導入されて増えたのは、
マイカーで遠出して宿泊せずに日帰りする客で、
東京などに近い観光地からは「素通りされた」と恨み節が聞こえるという。
伊豆・箱根の旅館約130軒でつくる連盟が5月12日に開いた総会では
「観光客が減った」という声が相次いだ。
割引対象のアクアラインがゴールデンウイーク(GW)期間中に交通量が2割増に
なったことも引き合いに出され、「房総に客を取られてしまった」と悲鳴が上がった。
高速道路は伊豆半島の先端までは通っていない。
静岡県は県道路公社が運営する有料道路「伊豆スカイライン」などを使った客に、
旅館などで片道運賃をキャッシュバックするサービスで対抗しているが、効果は薄いようだ。
JR東日本が企画した草津温泉(群馬県)ツアーはGW期間中、
利用者が前年同期比82%の大幅減。しかし、群馬県によると同温泉の宿泊客は
13万9305人と逆に同0.5%増えた。鉄道利用客がマイカーに流れたことがうかがえる。
長野県はGW期間中、善光寺(長野市)の御開帳で前年比約1.8倍の観光客でにぎわった。
しかし、隣の山梨県では、県内のインターチェンジを乗り降りする車の台数が
前年同期比3%減った。「ここは通過点に過ぎず、割引効果はない」(県北東部の観光施設)
との嘆きも聞こえる。(>>2-以降に続くです)
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