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日本郵政の西川善文社長が、取締役選任の認可権を握る鳩山総務相の意に反して続投の姿勢を崩さずに
きたのは、財界有力者の支持を取り付けたことが大きい。
財界には西川氏に批判的な声もあったが、小泉元首相に連なる人脈が動き、そうした声を
「封じ込めた」(関係者)との見方がある。〈本文記事1面〉
日本郵政の取締役人事を決める指名委員会には、委員長の牛尾治朗・ウシオ電機会長をはじめ、
奥田碩・トヨタ自動車相談役、丹羽宇一郎・伊藤忠商事会長という有力財界人3人が社外取締役として名を連ねる。
牛尾、奥田の両氏は、小泉政権下の経済財政諮問会議で民間議員を務め、丹羽氏は安倍、
福田の両政権で諮問会議の民間議員だった。いずれも郵政民営化などの「構造改革路線」を
支える役目を果たし、小泉元首相と親しい。
指名委員会は5月18日に西川社長の続投を決めた。実はそれ以前、西川氏の進退問題が浮上した今春に、
財界の中枢で後任候補の人選が極秘裏に進んだことがある。
しかし、リストに挙げられた候補者が相次いで固辞。さらに小泉元首相の人脈が「火消し」に動く一方、
西川氏に対しては「自分から辞めると言わないことが、一番大事だ」と支え、後任探しはさたやみになった。
その後、麻生首相や鳩山氏が後任探しに乗り出す場面もあったが、民間人が財界の後押しもなく
「火中の栗を拾う」のは厳しい。「指名委員会が西川氏続投を決めた時点で、勝負は
ついていたのかもしれない」(財界関係者)。有力な後任を見つけられなかったことも、
西川社長の続投やむなしとの判断につながった。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2009/06/13[05:58] +*+*
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