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天皇皇后両陛下は、来月３日からおよそ２週間の日程で、カナダとアメリカのハワイを公式訪問される
ことが正式に決まり、閣議に報告されました。宮内庁は、天皇陛下の体調を考慮しながら準備を進め
たいとしています。
今回の訪問は、日本とカナダの友好関係が始まって去年８０年を迎えたことから、カナダ側の招待を
受けて行われるもので、１２日の閣議で日程が報告されました。それによりますと、両陛下は来月３日に
日本を出発し最初の訪問都市、カナダの首都・オタワで歓迎行事や晩さん会などに出席されます。
トロントやバンクーバーでは日系人のお年寄りの施設などを訪れ、現地で暮らす日系人たちと交流を
深められます。また来年の冬季オリンピックでスピードスケート競技が行われる会場も視察されます。
このあと両陛下はアメリカのハワイ州を訪問し、両陛下のご結婚を機会に設立された奨学金財団の
記念式典に出席したあと、来月１７日に帰国される予定です。宮内庁は、天皇陛下が去年体調を
崩されたことから、負担を軽くするため時差調整の休養時間をできるだけ長く設けたり、午前中の行事の
開始を遅くしたりといった日程上の配慮をしているということで、今後も体調を考慮しながら準備を進め
たいとしています。
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