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地球温暖化のテーマは、近年様々な国際会議の中で注目を集めている。
明らかになる地球温暖化のもたらす巨大な衝撃に対して、軽視は許されない。
AP通信によれば、地球温暖化は、人類に有史以来最大の民族大移動をもたらすだろうと、
国連が警告を発表したという。
現在、世界192カ国の代表らが、ドイツのボンに集まって『京都議定書』に代わる
新気候協定について討議している。会議で提出された国際移住機関
(the International Organization for Migration,IOM)の報告では、
2050年までに2億人が移住を迫られることを予測しており、また、別の予測では
7億人が移住せざるを得ない状況になるだろうとしている。
『避難所を求めて 気候変化に対する人類の移住地図』
(In Search of Shelter: Mapping the Effects of Climate Change on Human Migration
and Displacement)と呼ばれる報告書では、23カ国の2千人を超える移民に対して、
彼らの移住原因の調査を行っている。
調査の結果、環境変化による圧力は、すでに人口変動の重要な要素となっており、
さらに将来は一層深刻な傾向となるとのことであった
報告は、有名河川流域は、将来危険地帯となると指摘している。
世界中の大河川、たとえばガンジス川、メコン川、長江や黄河の流域は、
世界人口の4分の1にあたる14億人が暮らしており、範囲は中国、インド、
東南アジアの多くの国にまで広がるが、これらの地区の住民は
ヒマラヤ山脈の氷山が溶ける危機に直面していることを、報告書は伝えている。
報告書はさらに、水害の後には干ばつがあり、季節的に生じる氷山の融解だけでは、
これら全ての大河川流域に干ばつに対抗するだけの水量を供給できないとしている。
(>>2-以降に続くです)
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