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静岡県知事選(6月18日告示、7月5日投開票)をめぐり、民主党は、擁立候補の
一本化に向けた調整が難航し、事実上の「分裂選挙」の様相を呈している。選挙担当の
小沢一郎代表代行が調整に乗り出したが、説得工作が不発に終わったためだ。千葉市長
選、都議選と並び、次期衆院選の「前哨戦」と位置づける重要選挙なだけに、敗れれば
「上げ潮」ムードに陰りが生じるのは確実だ。一方、自民党は、全党的な支援態勢を敷
き、支援候補のテコ入れに躍起となっている。
知事選への立候補予定者のうち、海野徹(60)、川勝平太(60)の両氏は民主党
に近く、小沢氏は今月に入り、「このままだと勝利の可能性が少なくなる」として、一
本化調整を進めた。
だが海野氏は10日、小沢氏と電話で協議し、「週末に党の世論調査をやる。その結
果をみて一本化に協力できないか」と持ちかけられたのに対し、「それはできない。独
自の道を歩みます」と退けた。
小沢氏は11日、高知県仁淀川(によどがわ)町で記者団に、「一本化したいと努力
してきたが、両者とも高いレベルで判断してくれない」と述べ、調整は困難との認識を
示した。
海野氏は平成16年の参院選で民主党公認候補として同県選挙区から出馬したが次点
で落選。その後、静岡市長選にも出馬し惜敗している。すでに民主党を離党しており、
自民党を離党した渡辺喜美元行革担当相の支援を受けている。
関係者によると、自民党系の坂本由紀子参院議員(60)がくら替えしたため、10
月に実施される参院補選で海野氏が民主党候補として出馬することが取りざたされた。
だが、海野氏とすれば、22年の参院選で再び選挙を強いられるうえ、民主党にはすで
に現職がいるため、受け入れる余地はなかったという。
(続く)
■ソース(産経新聞)(斉藤太郎)
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