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【ジュネーブ=平本秀樹】世界保健機関(WHO)は11日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)
の警戒水準をめぐって専門家による緊急委員会を開催し、同委はマーガレット・チャン事務局長に対し、
世界的大流行(パンデミック)を意味する最高の「フェーズ6」への引き上げを勧告した。
WHO関係者が本紙に明らかにした。チャン事務局長は同日夕(日本時間12日未明)、記者会見で
引き上げを宣言する。
メキシコ、米国で4月以後、急速に広がった新型インフルエンザは、WHOによると11日までに世界
74か国・地域に拡散し、感染者は2万7000人以上に達する。感染者の増大は、冬に入った南半球で
顕著で、オーストラリアでは毎日100人のペースで増え、1200人を超した。
WHOの警戒水準は地理的な広がりを尺度に定められており、フェーズ6は、世界の2地域で人から人への
持続的感染が起きていることが条件。北米に加え豪州でも人から人への持続的感染が確認されたため、
フェーズ6への引き上げが避けられなくなった。
チャン事務局長は、感染者の大半の症状が軽度であることを踏まえ、警戒水準引き上げに当たって、渡航制限や
企業活動自粛など人やモノの移動を制限する措置が必要ないことを説明し、各国に冷静な対応を求める。
新型インフルエンザの世界的大流行は死者100万人に及んだとされる1968年の「香港風邪」以来41年ぶり。
(略)
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