09/06/11 22:03:02 OA9AGqSc0
携帯ニュースウェブサイトTheNewsの時事コラム「10個の眼」から抜粋です。
1990年発生の所謂足利事件の犯人として刑に服していた菅家利和氏が17年振りに無罪放免された。
当時のDNA判定が氏を犯人と同一人物としたためである。その唯一の物的証拠が、最新のDNA判定
で覆った。当時の鑑定技術では185人に1人の確率で同一人物となるようだ。これは必ずしも警察の捜査
に問題はない。~中略~
問題は2点。ひとつは、有力な複数の目撃証言と矛盾する自供をそのまま採用したことである。証言者
たちは、犯人らしき男が当時4歳の女の子を徒歩で連れて行ったと証言しているにもかかわらず、自転車
で連れて行ったという自供を検証していない。パチンコ好きで自宅で沢山のアダルトビデオを集める、40
過ぎて独身の幼稚園送迎バスの運転手、園児たちを見るその眼付きが変だとの証言等だけで犯人視し、D
NA鑑定で狂喜して、一件落着とした警察の杜撰さが明白だ。~中略~
そもそも、この犯罪現場は栃木県足利市と群馬県の県境の川を中心にして半径20km程度の範囲内に、1979
年から6人の幼女が失踪し、うち5人が遺棄死体となって発見された地域なのである。さらに菅家氏の高裁
判決が下った1996年にも隣接する群馬県太田市のパチンコ店から幼女が失踪し、未解決の事件が起こっている。
常識的には、同一犯の連続誘拐殺人事件と考えるのが妥当だろう。しかし、警察は両県警の縄張り争いで、
双方の捜査情報を共有せず、協力もせず、問題解決を迷宮入りさせ、冤罪さえ生んだのだ。~後略
引用終わり
ちょっと前のニュースでは数千人に一人とか聞いてたけど、185人に一人で犯人にされちゃかなわんな。