09/06/10 23:35:23 SIczzO8c0
十六歳の少年がウシの側へ近寄ってきた。学校で成績がよいと評判の少年だった。
彼は立ち止まった。と、いきなり直径十センチぐらいの棍棒を振り上げ、「まだ生きているのか!」と叫び、
妹を抱き押えて後込みしている長女の頭へたたきつけた。ギャツという声が短く走り、頭から血が流れた。
少年はもう一度たたきつけた。娘たちは動かなくなった。それから少年は血走った目をむいて、ウシを見た。
ウシは祈るように、「重明……」と小声でいって目を閉じた。ガーンと頭が割れるような音がした。
ウシは額の上を二度叩きつけられるのを感じた後、意識を失った。