09/06/09 14:10:12 0
生産量日本一を誇る県内産の養殖ヒラメが、ウォン安を背景に
大量輸入された韓国産に押され、打撃を受けている。
「白身の王様」とも称され、市場価格は高値で推移していたが、急激な値崩れで
業者の経営は軒並み悪化。撤退を余儀なくされたり、養殖の魚種を変えたりする業者も出始めた。(長野浩一)
県漁業管理課などによると、県内では佐伯市を中心に約30年前から陸上での
養殖が始まった。需要の伸びに支えられて生産量は右肩上がりで、1999年以降、
連続で日本一を記録。2007年は1488トンで、23億3300万円を売り上げた。
県内産は九州各県や関東、関西方面に出荷され、昨年1月以降、1キロ当たり
1500円前後で取引していた。しかし、ウォン安で韓国産が安価で
輸入されるようになった同年秋に相場が崩壊。現在は韓国産とほぼ同じ同800~900円で取引している。
この影響で業者の経営は悪化し、同市蒲江の「下入津ヒラメ生産組合」では、
今年になってから35業者のうち、3業者が撤退。養殖する魚種をヒラメから
トラフグに変え、生き残りをかける業者も複数ある。
同組合の高瀬興治会長(38)は「採算ラインは1キロ当たり1200円前後。
養殖する1年から1年半の間にかかる経費は、餌代や養殖槽に海水をくみ上げる
ポンプの電気代など膨大。今の価格では出荷のたびに赤字が出てしまう」と窮状を訴える。
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URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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