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(>>10の続き)
(前略)
関係者によると、多くの自衛官は親しくするうちに、男性が韓国人であることに気づ
いたが、帰化しているため関係を続けていたという。
男性の行動は16、17年ごろまで10年以上も続いたが、市民や対馬警備隊、対馬
防備隊本部の一部自衛官の間では、男性には背後関係があり、情報目的で支援する会を
結成し、接触してきたのでは-という懸念がつきまとっていたとされる。
男性の不可解な行動はほかにもあった。
「毎週のように、東京・市谷の防衛庁(当時)や長崎県の佐世保総監部に出かけてい
た時期もあった」(関係者)。支援組織設立当時から付き合っていた自衛官が出世し、
対馬を離任した後も関係が続いていたためで、携帯電話で冗談交じりに話ができるほど
親しい幹部もいたという。
男性の周辺によると、こうした人脈の広さを活用、上京の際や佐世保総監部を訪ねる
際には、支援する会の会員を案内し、防衛省幹部に紹介するなどしていたという。
ある関係者によると、16年ごろ、下対馬警備所で上水道工事の話が持ち上がった。
(続く)
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