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むかーしむかし、ある国に、おおきな石油産業とリッター2きろしか進めない車を
作る会社があったそうな。
その会社は既存のビジネスモデルを守るために議会にロビーかつどうを日常的に
行い、環境規制を排し、石油産業界と歩調を合わせて「アメリカ国民はリッター2きろ
の車にのればいい」とうそぶいていたそうな。
ある日。石油高騰が起こったそうな。利に聡いその国のたみ達はみんな即座に
環境規制の効いた国からやってきた、燃費のよい車に乗り換えた。
それを見て石油産業の者どもとその自動車会社は最初は無視し、やがて相手をバッシングし、
さいごは潰れてしまったとさ。
国が適切に干渉し、場合によってはその業界の産業構造を根源的に変えねばならん
時というのがある。
上の例は「環境規制による適切な技術イノベーションの需要喚起を怠ったたとえ話」、
現行のアニメーターの労働環境規制と中間マージン搾取規制は「産業の担い手に対する
真っ当な資源配分を保障する為の法政策を怠ったたとえ話」だ。