09/06/10 00:16:47 Hj5p1h170
>>99
★日本政治 世襲ではお先真っ暗(Bloomberg) William Pesek記者
最近の日本政治で最もがっかりしたのは、なんといっても小泉純一郎元首相の政界引退の記者会見である。
2001年から06年までの首相任期中に経済を揺さぶり、新しい政治を訴えたのが小泉だった。
ところが、記者会見の席上、改革派の旗手のはずだった小泉氏は、
「ここにいるのは、次男の小泉進次郎です。私の後を継いで、政界入りする予定です」とやらかしたのだ。
改革の代名詞のような小泉氏からして、こうなのだ。
日本では、国政でさえもが家族経営の商店などのように扱われると、痛感させられた瞬間だった。
いうまでもなく、政界に「王朝」が誕生すること自体は、別に日本に限った話ではない。◇
だが、やはり日本の場合は、ちょっと行き過ぎているように思えてならない。
小泉氏が首相をやめた06年から、日本には安倍晋三氏、福田康夫氏、そして現在の麻生太郎氏と3人の首相が誕生しているが、
3人ともとんでもなく力不足なのに加えて、世襲政治家なのである。
安倍氏の場合は祖父が岸信介首相で父親が安倍晋太郎外相、福田氏の場合は父親が福田赳夫首相、
そして麻生首相は祖父が吉田茂首相で義父が鈴木善幸首相と、赫々(かくかく)たる血脈を誇っている。
歌舞伎役者が父から息子へと芝居の役を継承する日本ならではの風景だ。
しかも、世襲は首相に限った話ではない。麻生首相が最初に選んだ内閣の顔ぶれは、
17ある閣僚ポストのうち11を政治家の2世、3世が占めていた。
福田内閣でも世襲議員で閣僚になった者は8人を数えた。
新人「チルドレン」候補を大量投入して衆院の議席の68%を獲得した小泉氏でさえも、
閣僚のうち9人は2世議員だったり、過去の議員の血縁だったりしている。