09/06/07 19:10:47 0
★ひやあつの祖、宮武うどん閉店/「体力の限界」
讃岐うどんブームを代表する人気店「宮武うどん店」(香川県琴平町上櫛梨)が閉店
した。店主の宮武一郎さん(66)が、年齢を重ね、体力的に限界を感じたことから決
断したという。先代が開いて半世紀以上、地元住民やうどんファンに愛され続けた老舗
は、静かにのれんを下ろした。
同店は、父の士郎さん(故人)が1953年に創業。同店の代名詞にもなっている
「あつあつ」「ひやあつ」といった注文の言葉は、同店を訪れた客が使ったのが発祥と
いう。
宮武さんは、本広克行監督の映画「UDON」で、製麺(めん)所を営む主人公の父
のモデルになったことでも知られる。
最後の営業となった4日は、「家族と同じように大切な存在」の常連客に閉店を告げ
るのが一番つらかったという宮武さん。「突然の幕引きになったが、自分の体力を考え
ると仕方がない。長い間、多くの人にお世話になり感謝している」と目を潤ませた。
同店と親類関係や師弟関係にある“宮武ファミリー”の店は香川県内外に健在で、
「お客さんに讃岐うどんをもっと愛してもらえるよう、弟子には日々悩みながら勉強
し、俺を超えてほしい」と期待を込めた。
「麺通団」団長の田尾和俊四国学院大教授は「うどん巡りブームの第1世代に当たる
人気の大将。ただひと言、お疲れさまでしたと言いたい。幸せな隠居生活を」と宮武さ
んの労をねぎらい、「店がなくなるのは残念だが、“宮武ファミリー”が味をつないで
くれるはず」と話していた。
■ソース(四国新聞)
URLリンク(www.shikoku-np.co.jp)
※写真 「長い間お世話になった皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と語る宮武さん=
香川県琴平町上櫛梨、宮武うどん店
URLリンク(www.shikoku-np.co.jp)