09/06/07 01:14:42 Ji98jOzd0
俳優の追っかけ 遊び回る妻
50歳代の会社員男性。家のことを一切しないで遊び回る妻のことでアドバイスをお願いします。
妻も50歳代の会社員で、月に20万円ほどの手取り収入があります。遊び始めたのは20年ほど前から。
初めは旅行、カラオケ、スナック通いでした。今は韓国のイケメン俳優にのめり込んでいます。その俳優の
ことしか頭にないようで、わざわざ韓国で開かれたコンサートにまで出かけていく始末です。同じ趣味を
持った友達がいて、いつも一緒に行動しています。
家のことは一切しません。文句を言うと、「ぐずぐず言うなら別れてあげる。友達とは一生付き合っていくけど、
夫婦は別れたら他人」と言います。自分の給料はすべて遊びに使っているようです。
子どもたちは結婚しており、今は夫婦二人暮らし。この先、どうすればいいか、悩んでいます。(大阪・R男)
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家庭を顧みずにスターにうつつを抜かす妻など、世が世なら即「離縁」となるところでしょうが、昨今は男女の
力関係も変わって、夫が耐え忍ぶケースも少なくありません。定年後の人生設計を尋ねた調査で「第二の人生は
妻と……」と答える夫に対し、「夫と一緒に行動するのだけは嫌」と妻が答える時代なのです。
あなたの妻の振る舞いは確かに常軌を逸して見えますが、中年期になって必死に青春を取り戻そうとする焦りにも思われます。
ここまで妻を追い込んだ原因は何かを考えたことがありますか? あなたは家計を支え、お子さんたちを育てるために
懸命に働いてこられたことでしょう。でも仕事に夢中で家庭を顧みなかったことはありませんか? 私に関心を示して、
子育てにも協力して、という妻の悲鳴に無頓着だったのではないでしょうか?
あなたが妻の心を取り戻したいと願うのであれば、夫と心の絆(きずな)を結べない月日を過ごした妻の寂しさを想像
することではないかと思います。世の妻が本心求めているのは、生涯の伴侶と決めた夫との無二の心の絆なのですから。
(大日向 雅美・恵泉女学園大学大学院人間社会学研究科教授 /内閣府:少子化社会対策大綱検討会委員・
少子化社会対策推進会議委員/「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議点検・評価分科会委員)
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