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2005年12月、みずほ証券がジェイコム株を大量に誤発注した際、10分間で2
2億円の利益をあげた、あの「ジェイコム男」ことB・N・F氏(本名非公表、31)
が、オリックスの株式を大量に購入。3月末時点で第9位の大株主に躍り出ていたこと
が5日までに分かった。同社が全株主に発送した株主総会招集通知の中に、本名が記載
されていたのだ。
通知書によると、B・N・F氏は公開済みのオリックス株107万株を保有。時価総
額は60億円(4日終値)に達し、信託銀行や外資系投資銀行を除くと、みずほ銀行、
日本生命につぐ第3位。個人株主では、約3万人が保有する同社株の3分の1を1人で
占める。昨年上半期までの有価証券報告書には名前がないことから、昨年10月から今
年3月の間に購入したことになる。現在も保有しているかは不明だ。
B・N・F氏は有名私大を中退しニートだった05年にジェイコム株で大もうけし
た。都内の高級マンション最上階の1室で億単位のデイトレードを繰り返し、総資産は
200億円を突破。昨年秋には、東京・秋葉原駅前の商業ビルを“1棟買い”して話題
となった。
その後はメディアへの露出もなかった。予期せぬ“再登場”に大手証券アナリストは
「オリックスは05年にマンション分譲大手の大京を傘下に収め、不動産向け投融資を
大口化している。不動産投資に進出したB・N・F氏は、大株主になることで経営に関
与し、ノウハウや情報収集を狙うのでは」と推測する。
(続く)
■ソース(夕刊フジ)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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