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「可愛くない」と酷評された平城遷都1300年祭(来年開催)の公式キャラクター
「せんとくん」が、一転して人気を集めている。グッズの売り上げは4月以降、前月比
50%増と好調で、今月には商品を集めた展示会もある。売り上げの一部は、平城遷都
1300年記念事業協会に入るため、不況で寄付金集めに苦労する事業協会にとって、
思わぬ「助け舟」となりそうだ。
せんとくんの商標権は奈良県が所有し、事業協会が管理しているが、11年3月末ま
で、近鉄百貨店の一部門「平城遷都1300年記念事業マスターライセンシーオフィ
ス」に管理を委託。売り上げの2%がライセンス使用料として事業協会に入る。
県内に4カ所あるオフィシャルショップでは、今年1月から、ぬいぐるみや筆記用
具、Tシャツなど約70種類を売り出した。さらに同オフィスと契約した80社が、菓
子やタオルなどを、県内のほか東京や大阪などで販売している。
発売と同時に売り上げは伸び、特に4月以降は前月比50%増のペースを維持。今年
3月末までに事業協会に入ったライセンス使用料は約380万円だが、さらに増える見
通しだ。
1300年祭をPRできるイベントの主催者に無料で貸し出しているせんとくんの着
ぐるみも引っ張りだこ。昨年8月以降、既に約200件のイベントに出演し、来年3月
まで依頼があるという。せんとくん人気について事業協会は「『気持ち悪い』『可愛く
ない』などとマスコミに取り上げられたことで認知され、人気につながったのではない
か」と分析する。
同祭は、総事業費100億円のうち、20億円を寄付金で賄う方針だが、これまでに
集まった寄付金は1%にとどまっている。事業協会は「ライセンス使用料は思わぬ副収
入。今後も売り上げを伸ばしてほしい」と期待している。
■ソース(毎日新聞)【阿部亮介】
URLリンク(mainichi.jp)
※写真 ぬいぐるみやマグカップなど、人気急上昇中のせんとくんグッズ=奈良市
西御門町の啓林堂書店奈良店で2009年6月4日、岡奈津希撮影
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