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京都教育大(京都市伏見区)の男性学生6人による集団暴行事件で、問題発覚
で無期停学中だったそのうちの1人を、大阪府茨木市教育委員会に勤める父親が
5月に学童保育の臨時指導員として採用していたことが4日、分かった。父親は
記者会見で「停学の理由は聞いていなかった」と説明。被害者に対する謝罪の言
葉を口にしたが、あきれた“親バカ”ぶりに市教委は処分を検討している。
不祥事を起こしたのは、集団準強姦容疑で京都府警に逮捕された3回生、原田
淳平容疑者(21)=大阪府茨木市=の父親で、茨木市教委の原田茂樹青少年課
長(54)。
4日、市教委の記者会見に出席し「停学となったことは知っていたが、その理
由までは聞いていなかった。結果的に認識が甘かった。被害者に申し訳ない」と
謝罪した。
原田容疑者は学内調査の結果、3月末にはほかの男子学生5人とともに無期停
学処分を受けていた。しかし、市教委や同市によると、父親がその後、市立小学
校の1-3年生を預かる学童保育(留守家庭児童会)の指導員臨時採用への応募
を持ち掛け、書類審査と面接を担当。事実上、採用の最終決定も行った。
原田容疑者は非常勤として5月1日から時給942円で採用された。期間は9
月30日までの予定だったが、逮捕前々日の5月30日に自ら職場へ「別にやり
たいことがある」と申し出て辞職。実際に勤務したのはローテーション通りの1
2日間で、賃金5万1103円を受け取った。
父親は「4月ごろから指導員の欠員が続き、補充の必要があった」と釈明して
いる。
書類審査と面接には複数の職員がかかわっていたが、原田容疑者が提出した履
歴書に「停学」の2文字はなし。同市は「詐称に当たるかどうか難しいが、停学
中と書かれていれば他の職員も気付いたはず」と話す。
「大学のトラブルで停学処分中の学生を採用したことは問題だった」と八木章
治教育長。処分を検討している。
父親は1979年4月、同市職員として採用され、市教委で主に青少年課に勤
務してきた。京都教育大OBではないという。
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