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職員会議での挙手などによる採決を禁じた東京都教育委員会の通知に対し「民主主義に反する」
などと反対した都立三鷹高の土肥信雄元校長(60)が4日、定年退職後に非常勤教員として採用
されなかったのは不当として、都に約1850万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状で土肥元校長側は、非常勤教員選考の合格率が2007年度で96%に上ると指摘。
「不採用は、言いなりにならない姿勢と意見表明を都教委が疎ましく思い、教育現場から排除
しようとした報復的行為で無効」と主張している。
都教委は06年、職員会議が校長の意思決定に影響を与えたり、議決機関になるのを避けるため、
挙手などでの採決をしないよう通知したが、土肥元校長は「民主主義に反する」と通知の撤回を
求め、現職校長として異例の公開討論を要望するなど議論を呼んだ。
土肥元校長は提訴後、教え子たちが寄せたメッセージを手に記者会見し「正しいことを正しいと
言わずに権力に屈したら、生徒たちにもそう言えなくなると思った」と話した。
都教委は「訴状を見ておらずコメントは控えたい。非常勤教員の選考は基準に基づき適正に
行っている」としている。
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