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神戸市に本拠を置く全国最大の指定暴力団山口組が、
大規模な会合などに使う施設を確保する動きを強めていることが兵庫県警への取材で分かった。
神戸市灘区の総本部増築計画が中断している上、ホテルなども暴力団排除を強めているため、
民間の貸しホールなどを物色しているとみられる。
県警は、２年後の６代目篠田建市組長＝銃刀法違反罪で服役中＝出所に向けた準備を
進めているのではないかとみている。
捜査関係者によると、今年に入り、山口組の幹部組員が神戸市にある特定の民間施設関係者に
複数回接触しているのを確認しているという。
総本部は、現状でも直系組長８７人の定例会合に使える広さがあるが、
２００７年に判明した増築計画では、新設の大広間の規模が、住宅としての用途を超える恐れがあるとして、
神戸市が建築基準法に抵触する可能性を指摘するほどだった。
これ以降、計画は実質中断しているが、勢力拡大に伴い手狭になっているとみられる。
また神戸市内の大手ホテルも０６年から組員らの利用を拒否しており、
神戸では大規模会合が開催できない状態になっているという。
暴力団にとって会合や組葬は資金源になるほか、組織の影響力を示す場としても重視されており、
県警は代替施設の確保に神経をとがらせている。
県警は、暴力団関係者であることが発覚したときには、
使用を差し止めることができる規定を設けるよう施設側に協力を要請。
暴力団との関係が疑われる施設については、周辺住民にも情報を提供し地域を挙げて監視するという。
県警は「必要な情報はそのつど公表し地域とも連携していきたい」としている。
URLﾘﾝｸ(www.kobe-np.co.jp)
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ｽﾚﾘﾝｸ(newsplus板)