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京都教育大(京都市伏見区)の男子学生6人が酒に酔った女子大生に暴行した
として集団準強姦容疑で逮捕された事件で、原田淳平容疑者(21)(大阪府茨
木市)が、逮捕直前まで大阪府茨木市の学童保育の指導員として働いていたこと
がわかった。
原田容疑者の父親である原田茂樹・同市教委青少年課長が無期停学処分になっ
ていることを知りながら応募を勧め、面接も担当して採用を決めていた。
原田課長は4日、同市役所で記者会見し、「ご迷惑をかけ、申し訳ありませ
ん」と謝罪した。市教委は原田課長の処分を検討している。
市教委によると、原田容疑者は5月1日から5か月の契約で、市の臨時職員と
して採用され、市内の小学校で学童保育の指導員として働いていた。同月末、
「別にやりたいことがある」として退職した。
原田課長によると、指導員の欠員があり、一般公募に応募がなかったため、
「欠員があるから、応募したらどうか」と原田容疑者に勧めた。選考は書類審査
と面接で、いずれも原田課長がかかわっていた。停学の事実は市教委内では伏せ
ていたという。
市の規定では、臨時職員は大学在学中でも採用でき、停学中などの場合は理由
を確認して判断するという。
同大学は3月末、原田容疑者ら6人を無期停学処分にしている。
茨木市教委の八木章治教育長は「停学処分を知りながら採用したのは問題。幹
部職員としての認識が甘い」と話している。
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