09/06/04 05:02:12 0
一時期ベトナム市場にあふれていた中国産果物の輸入量は、
その品質が問題視されて以来減少しているものの、
市場では現在も依然として大きな割合を占めている。
ホーチミン市トゥードク農産物卸売市場では、
小売業者らが仕入れる果物の大半が中国産だ。
中国産果物は、輸入品の中でも特に価格が安く長持ちする。
例えばオーストラリア産のブドウは1キログラム当たり10万ドン(約540円)以上するが、
2、3日すると傷んでしまう。
ところが中国産は、同6万~8万ドン(約330~430円)と割安で、一カ月経っても腐らない。
同市食品安全衛生合同調査団が先日実施した検査では、
中国産果物から基準値を超える農薬が検出されている。
これらは甘みを増したり、長持ちさせる目的で使用されており、
小売業者らはその安全性に疑問を抱きながらも、
薬品の種類や毒性の程度が明確にされていないため、今も販売し続けている。
こうした状況を受け、先ごろ行われたホーチミン市人民委員会と農業農村開発局の会議でも
中国産果物の品質問題が取り上げられ、使用農薬の種類と毒性を明らかにすべき
との意見が出されたが、有効な対策を打ち出せないでいるのが現状だ。
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