09/06/03 10:35:15 0 BE:823011146-2BP(224)
自殺予防を目的にさまざまな悩みに耳を傾ける「沖縄いのちの電話」に寄せられた電話のうち、
自殺志向の電話は２００８年度の１年間で６５４件に達し、０７年度と比較すると
約２・２倍に増加している。同事務局は「厳しい経済状況が背景にあり、生活苦に関する相談が
増えている」と説明する。命を救う活動の重要性が増す一方で、相談員が不足し相談に
対応できない状況が続いており、相談員の養成と活動を支える資金ボランティアの募集が
喫緊の課題となっている。
「沖縄いのちの電話」で相談員が電話を受けた回数は０１年度から増加の一途をたどり
０６年には１万１１６５件に達した。０３年度からは毎年１万件を超えている。
そのうち自殺志向と判断できる電話は０１年度から０６年度まではほぼ１００件台で
推移したが、０７年度に３００件を突破。０８年度には倍以上の６５４件に達した。
自殺志向の相談を含む電話件数は日に日に増加する一方、１日に必要な相談員を
確保できず留守番電話になる日もあるという。
相談員は自殺志向の電話を受けると、約１時間傾聴し「また明日かけてください」と
声をかけて一端受話器を置く。明日につなげることで相談者の自殺願望を和らげ、自殺を予防する。
「いのちの電話」は２４時間無休を原則としているが、沖縄では現在２台の電話で
午前１０時から午後１１時まで相談を受けている。大村光枝運営委員は「相談者は
最後のチャンスだと思って電話をかけてくる。十分に相談員が確保できれば、
深夜に心細くなって電話をかける相談者にも対応できる」と話した。
相談員は全員がボランティアでほとんどが仕事をしながら活動している。長期的に
継続できる人が少なく、相談員を養成しても追いつかないのが現状だ。伊禮盛次事務局長は
「相談員は命どぅ宝という心で献身的に活動している。やりがいを持って奉仕しているので、
１人でも多く相談員になっていただきたい」と呼び掛けた。
*+*+ 沖縄タイムズ 2009/06/03[10:32] +*+*
URLﾘﾝｸ(www.okinawatimes.co.jp)