09/06/02 20:14:39 0
大阪府高槻市で平成8年、サッカー大会の試合中に落雷の直撃を受けて重い障害を負った
高知市の北村光寿さん=当時(16)=に対する賠償金が支払えないとして、大会を主催していた
財団法人高槻市体育協会は2日、破産申し立てを行う方針を明らかにした。今月上旬にも
手続きを開始する。竹本寿雄会長は「資金調達できず破産しかない」と説明、資産を整理して、
約5000万円を賠償金に充てるという。
体育協会によると、私立土佐高校に在学していた北村さんは平成8年8月13日、同協会主催の
サッカー大会に参加。試合中に落雷を受け、両目失明や下半身不随などの重い障害を負った。
北村さん側は、損害賠償を求めて同校と同協会を提訴。1、2審は敗訴したが、18年3月に
最高裁が「教諭は落雷を予見できた」として審理を高松高裁に差し戻し、高松高裁は20年9月、
同協会などに約3億円の支払いを命じた。
竹本会長によると、同協会では同12月に保険金や基本財産などを使って約8000万円を賠償。
残金には、土佐高が5月29日までに協会分約8000万円や事故から判決確定までの間の金利を
含む約4億2000万円を支払った。同日、土佐高から約8000万円の支払いを求める方針を
示されたという。
同協会では市に補助を申し込んだが断られ、北村さんにも債務免除を拒否された。また、
公益法人法により利益行為はできないことなどから、賠償金の調達が不可能と判断。22日に
開かれた理事会で全会一致で破産手続きにはいることを決めた。竹本会長は「できうる限りの
償いをするため、やむを得ない判断」としている。
産経msnニュース 2009.6.2 19:34
URLリンク(sankei.jp.msn.com)