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◇現職、新人 動きは対照的
8選を目指す元行革担当相、自民現職の村上誠一郎氏(57)に、NPO理事で社民新人、
岡平知子氏(51)が挑む。
「ギリシャ、香港、今治。造船界のメッカであります」。今月22日、今治市内で開かれた今治
海事展の歓迎レセプション。村上氏は壇上であいさつし、東予の政財界要人と握手をして回った。
「可能な範囲で公式行事にはなるべく出席、後は10人規模のミニ集会。悩みの種は大々的に人を
集められないこと」と陣営幹部は言う。村上氏は国会審議などの合間を縫って土、日曜日などに選挙区
へ戻り、あいさつ回りをこなす。昨年11月には、選挙向け事務所を今治市別宮町に開設したが、翌日
には閉鎖した。今は通常の事務所で活動している。
自民党幹部や閣僚が応援に入った他選挙区と比べ、表面上は静かに見える。保守が分裂して激戦とな
った今治市長選など、選挙区内で自治体の首長選が続いたことも、表立った動きを控える理由になった。
事務所幹部は「衆院が解散すれば、選挙区に張りつける。その時が本当の戦いの始まり」と待ち受ける。
現在、選挙に向けた事務所を再度開設する時期を模索している。
一方の岡平氏は、島しょ部に積極的に足を運ぶ。岡平氏は「選挙が始まると、回れなくなる。今のうちに
回って、格差問題を解消するための政策を訴えたい」と言う。支える組織は大きくない。その分、フット
ワークが軽い新人の持ち味を生かす考えだ。
社民党から立候補を予定しているのは県内選挙区では岡平氏だけ。今治市内の事務所には、党の地方組織
の役員らが頻繁に訪れ、県連合を挙げて支援に全力を注ぐ。県連合代表で選挙対策委員長を務める村上要県議らが
集まった今月19日の幹事会で、選挙戦術を確認した。
社民党は昨年6月、民主党、連合愛媛の3者で、愛媛2区は岡平氏、他選挙区は民主公認候補の当選を目指す
ことを申し合わせた。郵政民営化で自民党から離れた人たちでつくる郵便関係団体「郵政政策会議」も支持者開拓
などで協力している。「まだ、名前の浸透が不十分。政策をさらに磨き、無党派層の票を取り込みたい」と陣営幹部
は意気込んでいる。【津島史人、高谷均】
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