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エーザイや塩野義製薬など製薬各社は、肥満症治療薬に参入する。
脂肪の燃焼を促したり、神経に働きかけて食欲を抑えたりする新薬を開発する。
医師の処方せんが必要な医療用医薬品として2―10年内の発売を目指す。
食生活の変化などで日本でも治療が必要な肥満症患者が増加する傾向にあり、
欧米と同様、肥満治療薬の需要が高まると判断した。
エーザイが開発中の新薬候補は、脳にある神経伝達物質の働きを強め、
満腹感を高める作用があるとみられる。
米製薬大手アボット・ラボラトリーズが開発し、エーザイが日本での開発販売権を得た。
日本国内の臨床試験(治験)でも体重を減らす効果などを確認できたという。
厚生労働省に製造販売の承認を申請中。
海外では80カ国以上で承認済みで2―3年以内の発売を目指す。
武田薬品工業は食事で摂取した脂肪の吸収を抑制する新薬の開発に取り組んでいる。
英ベンチャーから日本での開発販売権を取得し、治験の最終段階に入っており、
発売は3―4年後になる見通しだ。
塩野義は今夏にも、健康な人が新薬候補を飲んで安全性を確かめる第1段階の治験を始める。
新薬候補は神経に働きかけて必要以上に食欲が高まることを防いだり、
体内で代謝を高めて脂肪の燃焼を促したりする効果が期待されている。
10年以内の発売を目指す。
ソース:日経ネット
URLリンク(www.nikkei.co.jp)