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新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染拡大による休校措置が解除されたのに伴い、修学旅行に出かけた
兵庫県豊岡市内の市立中学校の生徒が、旅行先で中傷とも受け取れる言葉をかけられていたことがわかり、
同市教委は28日、中傷などに立ち向かう姿勢を養うための人権教育を市立の全40小中学校で行うと発表した。
6月5日まで各学校で、資料に基づいた指導を行うよう通知した。
市教委によると、25日から2泊3日で、東京方面を旅行。浅草でマスク姿の生徒に、
女性が「どこから来たの」と声をかけ、生徒が「兵庫県」と答えると、「やばいな」と話したという。
また、東京ディズニーランドでは、中傷とも受け取れる言葉をかけられたのが3件あったという。このほか、
市にも「関東に住んでいる人間は迷惑です。ディズニーランドで感染者が出たらあなたたちのせいだと疑います」
との内容のメールが1件、同様の趣旨の電話も1件あったという。
このため、市教委は、不愉快な言葉をかけられた場合を想定した指導用の資料を作成。小学高学年・中学生用では、
感染者が出た小学校が、校外学習で訪れる別の市から「とても迷惑。感染者が出たらあなたたちのせい」
とするメールを受けとった場合を想定。
指導のポイントとして、「感染者や感染者が出た市に差別的なメールを送ることが人として問題」などとし、
児童・生徒には感想を書かせる。
同校の校長は「誹謗(ひぼう)中傷とも受け取れる言葉を受けた生徒からは不愉快な思いをしたと聞いている。
心ない発言を受け、残念だ」と話した。
(2009年5月29日 読売新聞)新型インフル、兵庫の生徒、修学旅行先で中傷受ける 市教委、立ち向かう人権教育実施へ
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