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新型の豚インフルエンザに対する「過剰反応」が、各地で起きている。
高校野球や結婚式、病院の見舞いに行政マンの出張……。警戒心が度を過ぎたのか、
集団感染が確認された関西が狙い撃ちされ、被害が目立ち始めた。
■高校野球
「こちらにお越し頂くのはご遠慮願いたいと、うちの理事長が申してまして……」
大阪府内のある高校の野球部監督は、受話器を手に耳を疑った。北陸の私立高校から、
遠征試合を断られたのだ。兵庫県内での感染が、高校の部活動を通じて広がったと
報道された影響らしい。
試合は、来月中旬に北陸の相手校側のグラウンドで予定されていた。10年来の
交流があり、選手らは先方の施設に宿泊させてもらうはずだった。監督の高校では
生徒が感染したものの全快し、25日には元気に登校した。
「野球部内での感染はなく、もし危険性があれば当然辞退するなり、生徒を残すなり
して対処する。大阪への遠征を控えるというならまだしも、まさか来るなとは……。
約25年の監督生活で初めての経験だ」と頭を抱える。
夏の大阪大会を控え、6月は他府県の強豪校への遠征試合を組んだが、北陸の別の
高校からも「待ってほしい」と注文がついた。監督は「事態は沈静化しつつある。
冷静に対応してほしい」と話す。
※続きます。
asahi.com 2009年5月29日
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