09/05/29 15:36:42 7CnfdVhn0
里中満知子 オフィシャルサイト
URLリンク(satonaka-machiko.seesaa.net)
(仮)国立メディア芸術総合センターが「国立のマンガ図書館」とか
「アニメの殿堂」等と世間で誤解されているようなので危惧しております。
「メディア芸術」はアニメ、ゲーム、マンガだけではなく新しい時代の
デジタルアートを含んでいて今回のセンターは日本発信のメディア芸術を
きちんと世界に知らしめる意味があると思っています。
センターは決して「マンガ図書館」でも「国立アニメ殿堂」という性格の物ではありません。
日本は外国に認めてもらわないと我が国の文化を低く見る傾向が未だにあります。
いつまでもそれではいけない、国を挙げて「日本のメディア芸術はこんなにすばらしい」という事を
訴えて行く為の拠点が必要です。
文化庁メディア芸術祭を12回実施してきており、クリエイティブな作品、
日本の発想と技術を生かしたデジタルアートがたくさん展示されていますが、
展示期間が10日間程度しかなく、一般の人達の作品を観る機会が非常に限られています。
また、受賞作の中には“体験型デジタルアート”が多くあり、現地に足を運び体験した人は
お分かり頂けると思いますが、こういう物がたった10日で消えてしまうのはもったいない。
今後の為にきっちり残し、常設展示をしていく拠点が必要です。
国が常設的な展示の機会を作る事は、若いクリエーターにとって大きな励みになります。
また、国の文化発信のみならず、いずれは日本の輸出の中心となるであろう“文化資産”を
世界にPRできる場ともなる事を期待しています。