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★権力と検察、マスコミが組む怖さ
●日本もやがてそうなる…
日本人は韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の自殺をどう受け止めただろうか。
権力をほしいままにした大統領が辞めた途端に追い込まれる。自身の疑惑が洗われ、
家族が逮捕されたり、今回のように大統領自身が自殺に追い込まれる。韓国の政治的報
復合戦は確かに凄まじいものがある。
しかし、日本にとって、それは対岸のことなのだろうか?
盧武鉉前大統領が潔白だったとは言わない。しかし、時の権力者が検察という捜査権
をほしいままにしたときに、何でもできる。これをまざまざと見せつけたのは間違いな
い。
(中略)
「全くありえないことが起きてしまった。これは検察テロという表現以外の何物でもな
い。検察は前大統領だけでなく、権夫人、息子、娘、実兄、親戚と魔女狩りのように大
統領の周囲を責め立てた。韓国社会は儒教社会であり、儒教社会のなかで盧武鉉氏は家
長です。家長は一族、一家を守るのが義務なのに、検察の執拗な追及が家族全員に及ん
だ。大統領の自尊心はズタズタになったのだと思います」
韓国の大手マスコミは検察の言い分をそのままタレ流した。4月30日、盧武鉉氏が
ソウルの検察庁へ出頭したときも各テレビ局は自宅からソウルまでの移動を実況中継、
前大統領をまるで犯罪者扱いした。
インターネット新聞「ブレークニュース」編集長の文日錫氏は次のように言う。
「過去、韓国の大統領は政治報復の歴史を重ねてきました。しかし、今回の自殺は衝撃
的で李明博大統領の立場は深刻です。検察や大マスコミも盧武鉉氏を結果的に殺した責
任を感じなければならないと思います。一部の大新聞は夫妻が拘束中の後援者から1個
1億ウォンの高級時計ピアジェを2つ受け取ったと報じました。盧武鉉氏はそんな時計
は見たことがないと言っているのに、一方的に検察情報を流したのです」
どこかの国でも似たようなことが起こっていないか。
【ジャーナリスト・太刀川正樹】
(日刊ゲンダイ2009年5月25日掲載)
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