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痴漢事件聞き「女性の服の乱れ指導を」 杉並教委で発言
東京都杉並区教育委員会の教育委員(76)が今月13日の定例会議の席で、
痴漢容疑で逮捕された教諭について報告を受け、「最近の女性の服装の乱れは度を超しており指導が必要」
という趣旨の発言をしていたことが分かった。傍聴者には「痴漢擁護」と受け止めた人もいた。
区教委は「発言は、報告と直接関係ない」との見解だが、誤解を招いたことを認めている。
発言があったのは、13日の区教育委員会定例会議。区立中男性教諭が先月、
電車内で中3の女子生徒に痴漢をした容疑で現行犯逮捕されたことが報告された直後だった。
区教委庶務課によると、委員は、報告案件とは別の話と前置きしたうえで、
「最近電車に乗っていると、女性の度を超えた服装の乱れが見受けられ、指導が必要」という趣旨の発言をした。
区教委は「被害女性と直接関係があると言ったわけではなく、
『児童・生徒に乱れがないようにしよう』という発言と受け止めている」との見解だ。
しかし、やりとりを傍聴していた女性は「男性を挑発する女性の方にも原因があると言わんばかりだった。
公式の場で雑談のような話をするのは不適切で、委員としての資質を欠く」と憤る。
発言は、18日の区議会文教委員会でも取り上げられ、山田宏区長の任命責任を問う声も上がった。
委員は、発言の事実について「コメントは控えさせてほしい」と話しているが、
区教委によれば26日の教育委員会では「誤解を招いたとすれば不徳の致すところ」という趣旨の発言をした。
同区の教育行政の基本計画を決めている区教育委員会の委員は5人。任期は4年。委員は00年12月に就任し3期目。(永沼仁)
朝日新聞 2009年5月28日8時26分
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