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★世襲制限 民主が法案提出へ
民主党は、国会議員の世襲制限をめぐって、３親等以内の親族が資金面で
有利になることを防ぐための規定を盛り込んだ政治資金規正法の改正案を
今週中にも衆議院に提出する方針で、世襲制限に賛否両論がある
自民党に揺さぶりをかけたい考えです。
国会議員の世襲を制限するため、民主党は、３親等以内の親族が同じ選挙区から
連続して立候補することを党の内規で禁止する方針をすでに決めており、２６日、
幹部が協議した結果、世襲の候補者が資金面で有利になることを防ぐための
政治資金規正法の改正案を取りまとめました。
それによりますと、国会議員が配偶者や３親等以内の親族に対し、
資金管理団体の代表を引き継いだり、寄付を行うことを禁止するとしており、
民主党は２７日に開く政治改革推進本部の役員会に諮ったうえで、
今週中にも衆議院に改正案を提出する方針です。
これに関連して、岡田幹事長は２５日の講演で、
「世襲の候補者が無所属で立候補した選挙区に、
自民党が公認の候補者を擁立しないのであれば、ごまかしだ」と述べるなど、
民主党としては、今回の改正案の審議を通じて、国会議員の世襲制限をめぐって
賛否が分かれている自民党に揺さぶりをかけたい考えです。
また、この政治資金規正法の改正案には、
▽企業・団体献金について、パーティー券の購入も含めて、３年後にすべて禁止するとともに、
▽それまでの経過措置として、公共事業を含め、国や地方自治体と１億円以上の契約を
結んでいる企業からの献金を禁止する規定も盛り込まれており、民主党として、
次の衆議院選挙に向けて自民党との違いを明確にしたいとしています。
NHK URLﾘﾝｸ(www.nhk.or.jp)