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塩谷文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、国が建設を予定している日本のアニメや映画などの情報
を発信する国立の拠点施設について、「世界から評価を得ている分野を国が支援することが必要だ」と述べ、
建設の意義を強調しました。
政府は、日本のアニメや映画、それにマンガは海外から高い評価を受けているとして、これらを一堂に展示し、
情報を発信する拠点施設として、都内に「国立メディア芸術総合センター」を建設する方針で、今年度の補正
予算案に117億円を盛り込んでいますが、野党側から「むだづかいだ」という批判が出ています。
これについて、塩谷文部科学大臣は、記者会見で「日本が新たに世界的に発信できるのは、この分野だ。
国として、しっかりと方向性をもって支援し、育てることが必要だ。海外から日本に来た人が訪れてみたいと
感じる施設にすべきだ」と述べ、建設の意義を強調しました。一方で、塩谷大臣は、記者団が「施設の必要性
をめぐる議論が不十分ではないか」と質問したのに対し、「議論すると5年ぐらいかかる。補正予算は一つの
チャンスだ。従来の枠組みでは時間がかかる話で、これだけ経済が厳しいなかで、予算案に盛り込むという
思い切った判断をした」と述べました。
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