09/05/26 07:24:30 0
「いつになったらもらえるの」「早く振り込んで」―。
定額給付金をめぐり、仙台市に市民からの問い合わせが殺到している。
28日に第一陣の振り込みを開始するが、現在までに申請書が届いた
約30万件分の支給が完了するのは6月下旬以降の見通し。
市は「量が膨大で、引っ越しなどに伴う確認も煩雑。何とか理解を求めるしかない」と
平謝りの状態だ。
コールセンターの受け付けは一日当たり50件程度だったが、申請書を発送した今月7日以降、
1500件超に急増。うち2割ほどは、支給を急ぐよう求める苦情だ。
各区の相談窓口のほか、市区政課にも連日、50件以上の問い合わせがある。
中には直接、市本庁を訪れ、市の取り組みをただす市民も。
「他人はともかく、自分だけにはすぐ振り込め」と、語気荒く迫られる場面もあったという。
市の支給対象は約45万世帯で、東北の自治体で最も多い。全世帯に発送した
申請のお知らせには「振り込みには1カ月以上かかることが予想されます」と付記。
給付の遅れは全国の大都市に共通する悩みでもある。
膨大な事務処理に加え、当初から指摘されていた国の制度設計の甘さが現場に
悪影響を及ぼしている。基準日(2月1日)以降の死亡や結婚、離婚をめぐる給付の苦情が多く、
刑務所入所者や海外転出者らには複雑な対応を求められている。
市は28日の振り込み開始に続き、6月以降は週5、6万件のペースで作業を進める方針だ。
「これほどの問い合わせは想定外」と言うのは鈴木憲一区政課長。
「事務処理が集中して時間を要する現状を話し、丹念に理解を得るしかない」と説明を重ねるという。
ソース:河北新報
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