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「神世界」グループの霊感商法事件で、祈願料などの名目で多額の現金をだまし取られた
として、東京都や神奈川県など９都府県の１７人が２５日、「神世界」本部（山梨県甲斐市）
や系列会社７社とグループ幹部１７人を相手取り、被害額と慰謝料など約１億６８００万円
を求めて東京地裁に提訴した。
神世界に対する集団提訴は全国初。被害対策弁護団では、追加提訴も予定している。
原告は、２００２年から０８年まで系列のヒーリングサロンに通うなどした３１歳～６９歳
の主婦や公務員ら。
訴状によると、「（心身の不調は）毒素のためで、消滅させるには祈願を受ける必要がある」
と脅されるなどして、祈願料や霊感商品代など、各約２７７万～１６６０万円をだまし取られ
たとしている。弁護団によると、神世界本部は、各サロンが集めた祈願料や霊感商品代の
３０～５０％を徴収していたという。
提訴について、神世界本部は取材に応じていない。傘下の２社は「答えることは何もない」
などとコメントした。
▽読売新聞
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