09/05/24 06:06:21 0
・前回のコラム「日本に住みたい、カナダに住みたい」の中でカナダの移民政策について取り上げたが、
断定的に書いてしまい、誤解を招く部分があった。読者からの指摘を受け、改めてカナダ在住の
弁護士に話を聞いた。
カナダにはたくさんの国籍の人が滞在し、時には帰されることもある。それぞれのケースは事情が
異なるために一つの方程式には当てはまらないという。弁護士ネーザン・ガナパシさんにうかがうと、
カナダの移民法にある「人道主義と思いやり」(Humanitarian and compassionate grounds)は
不法滞在を考慮したものではなく、それを奨励するものでもない。だが、不法滞在が発覚する前に
自分から出頭した場合、人種・国籍などに関係なく、この「人道主義と思いやり」により、カナダに
残れるという可能性があるそうだ。ただ、ほかの犯罪歴があれば該当しない。残留が可能かどうかは
移民局大臣の判断によるが、法律的に大臣の判断が出た後でも裁判をすることができ、判決が
最終決定になるという。
「人道主義と思いやり」は、適用される場合とされない場合がある。例を挙げると、不法滞在の中国人
男性がカナダ人女性と結婚し、移民申請をした際、不法滞在がわかってしまった。しかし、配偶者が
妊娠していたため07年12月、大臣の判断で滞在が許可された。
06年11月の別のケースでは、イラン人学生が自国から奨学金をもらってカナダに来た。子どももいた。
卒業後に移民申請をした際、「卒業したら戻ること」という自国の奨学生の条件が問題になった。
このケースでは、4年間、カナダで生活をしていた子どもの社会はカナダであり、残されるべきだと
いう理由から、親もともにカナダに残るべきだとの大臣判断で滞在が許可された。(>>2-10につづく)
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※元ニューススレ
・【マスコミ】 毎日新聞「カルデロン一家、日本でなくカナダなら家族で住めた」と掲載するも、カナダで「不法滞留母娘を追放」の事実★3
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