09/05/23 21:08:54 GrEEEuAr0
>>440
ほらよ
「匪徒刑罰令」
“何等の目的を問わず暴行又は脅迫を以て其の目的を達する為め、多衆結合するを匪徒の罪と為し左の区別に従って処断す”
というもので、実際に日本が標的にしていたのは、日本統治に抵抗し、治安を乱す「匪徒」の類ではなかったのか？
この法令が厳しいものであるのは間違いない。しかし番組では警察が台湾人弾圧として匪徒と認めたものは処刑とことさら強調するが、
第六条「本令ノ罪ヲ犯シタル者官ニ自首シタルトキハ情状ニ依リ其刑ヲ軽減シ又ハ全免ス」を示しておらず、
それでも日本に帰順しない者に対し採った措置であるのに対し、この番組は疑わしきは全て処刑のような印象を植え付けているが裏付はあるのか？
「寺廟整理」
寺廟整理を進めたことも事実には違いないが、行き過ぎと判断されて停止した政策をことごとく、ただ単に悪意ある宗教弾圧
として片付けてしまってはあの時代を捉えることが難しくなる。
当時の社会の近代化の過程として「迷信打破」の流れや皇民化の側面を同時に背景として見せなければ当時の価値観は図れない
17代の小林躋造総督の次の長谷川清総督はその寺廟整理政策の行き過ぎを改めているのだが、それは説明されない
減少の数値を全体での割合で見てもどのくらいのものか示さないと番組からは大弾圧や抹殺に近い印象を受ける
１９１９年 寺廟３２９２ 斎堂１７５→１９３８年 寺廟３４７１ 斎堂２３３→１９４２年 寺廟３３９４ 斎堂２３１
注）1938年寺廟整理開始 1941年寺廟整理中止 戦争勃発後は微減(整理は再開されたとの指摘もある)