09/05/22 17:20:11 0
鳩山新代表に代わっても、大マスコミは相変わらず民主党タタキに躍起だ。いい加減ウンザリだが、
さらに見過ごせないことがある。代表就任会見の質疑で取り沙汰された「記者クラブ開放」をめぐる問題だ。
ジャーナリストの上杉隆氏が、16日の就任会見で、「小沢前代表は3月24日の会見で『民主党が
政権を取った場合は記者会見をオープンにする』と言ったが、鳩山代表はどう考えてますか」と質問。
これに対し、鳩山代表は、「記者クラブ制度の中ではご批判があるかもしれないが、自由に、
当然どんな方にも入っていただく」と答えた。記者会見の開放を約束したのだ。
これには、政党や省庁の「記者クラブ」に安住し、与党や官僚ベッタリで情報と会見を独占してきた
大マスコミの記者たちは大慌て。それでもって、テレビはもちろん、翌日の新聞記事もこの鳩山発言を
一切無視したのだ。鳩山民主党に対し、大マスコミは「具体的政策を」とか「政権交代へ説得力を磨け」と
エラソーに言いながら、鳩山代表の具体的な「改革発言」を報じないのだから、矛盾も甚だしい。
「前長野県知事の田中康夫参院議員が県政記者クラブ廃止を打ち出したことがある。
県庁詰の記者がスクラム組んで猛反対しましたが、その理由は『会見はクラブ主催だ』とか
『素性の知れない人が質問すると混乱する』といった中身のない内容ばかり。結局、廃止されて今に至るが、
何ら混乱はない。彼らは、権力側に近い立場にいるという特権を守りたいだけなんですよ」(雑誌記者)
上杉隆氏があらためて振り返る。
「会見では『テレビ中継が入っている間は上杉に発言させるな』という雰囲気で、
なかなか質問させてもらえませんでした。それだけ(記者の)抵抗が厳しかった。実にバカバカしい話です」
大マスコミが必要以上に民主党をタタき、政権交代を阻止したい理由が見えてきた。
(日刊ゲンダイ2009年5月19日掲載)2009年05月22日10時00分 / 提供:ゲンダイネット 大マスコミのご都合主義
URLリンク(news.livedoor.com)