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そして、「(天皇陛下の)さまざまなご心労」について触れた羽毛田信吾宮内庁長官の発言
などを紹介し、天皇陛下は将来の皇室を憂慮していると論ずる。
≪皇太子である徳仁親王は健康な世継ぎであるし、2700年続く世界でもっとも古い皇族
の血の存続も2年前に悠仁親王の誕生によって保証されたはずである。国民の3分の2
以上は天皇を国の象徴、国民統合の象徴と認めている≫
◆一人の女性がもたらした「混沌」
同紙はさらに、この第125代天皇がなぜ皇室の将来を心配しなくてはならないのか、と
疑問を呈し、背景を解説する。
≪皇室内では争いのうわさが飛びかい、暗い「悲劇」について語る者もいる。悲劇とは、
天皇と皇太子の間にできた深い溝と、ときおり起こる親王間の公の場での争いを意味して
いる。その陰にはいつもひとりの女性が存在している。皇室に新しい血を引き込むために、
民間から迎えられた高い教育を受けた女性である。しかし、もたらされた結果は「混沌」
だった。優秀な若い外交官だった雅子妃は、皇太子妃の最も重要で唯一の任務─
皇位継承者を産むこと─についての十分な説明がなされていなかったのだろう≫
そして、45歳になった雅子さまに生物学的な奇跡を信じる皇室の関係者は少ないとも
説明した。
≪03年12月以来、皇太子妃は公の場にはめったに姿を現さず口を閉ざし苦しんでいる≫
先の「Die Presse」の記事はこう結ばれている。
≪天皇がニュースの主要テーマとなることは一年のうちでほとんどない。(皇居で)国民の
前に姿を現すのは誕生日と数日後に来る新年の、わずか2度だけである。天皇は宮殿の
ベランダに立ち、手を振り世界平和について短い言葉を述べる。しかし、自分の哀しみに
ついて口にすることは決してない≫ (以上。一部略)