09/05/20 21:43:57 dcI0j3fU0
最早まともなメディアは産経新聞ぐらいか?産経新聞ワシントン駐在編集特別委員・論説委員、
森義久さんのBlogより抜粋。URLリンク(komoriy.iza.ne.jp)
(前略)NHKはこれではどうも中国の国営中央テレビ(CCTV)とあまり変わらないではないかと
感じていたら、実際にこの両者は異様なほど緊密な一体関係にあることを知った。 「異様」というのは
NHKとCCTVが北京にホテルやマンションを経営する合弁企業をつくっているからである。
「メディアセンター」(梅地亜電視中心)と呼ばれるこの合弁会社は厳密にはNHKエンタープライズ
が西武百貨店、東芝、松下電器などの協力を得て一九九〇年に資本金六億八千万円で東京に設立した
「日中メディア交流センター」という会社とCCTVの子会社の「中国国際電視総公司」との合弁と
いう形をとっている。(中略)NHKからも常時、プロデューサー格の職員二人が送られ、NHKの
中国関連番組の作成のために中枢の役割を果たしているという。つまりCCTVの組織内に入り、
その全面的な協力や指導を受けているわけだ。CCTVの映像をそのまま使う場合も多いという。
CCTVは中国の国家機関であり、共産党の支配下にある。一方、いくら特殊法人とはいえ政治的
には国家や政党から離れたNHKが独立を公共性の柱にしながら外国の国家機関とこれほど密着する
というのはどうみても奇異である。放送と無縁のホテル業にまで参入するのはさらに異様といえよう。
この裏では当然、NHKからCCTVへの出資金の流れがあるのだろうが、その動機がたとえ中国と
いう特殊な国での取材の便宜を得ることであっても、結果は相手との密着による種々の政治的な制約
のようなのである。(北京 古森義久)