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(>>1のつづき)
杉本被告は「何回も踏み付けたり、頭などを殴りつけたりしたほか、首も絞めていた」と供述。
美奈被告も「何度か杉本被告が止めに入るほどで、普段以上にひどかった」と説明している。
その後、小林被告が聖香さんをマンション前の路上に放り出したため、美奈被告が連れ戻したが、
小林被告はさらに聖香さんに暴行を加え、ベランダに放置。翌5日夕、一人で自宅にいた小林被告が、
ベランダで死亡している聖香さんに気づいたという。美奈被告はベランダ放置から死亡までの間に
「聖香におかゆは与えていた」と供述している。
小林被告はこれまでの調べで、暴行やベランダへの放置行為を繰り返したことを認め、「しつけの
ためだった」と供述している。
府警は、聖香さんの死亡についても3被告の刑事責任を追及。殺人容疑での立件には、ベランダ
放置など一連の虐待行為が、死につながる可能性についての認識や、「死んでもかまわない」との
未必の殺意などを調べる必要があるが、立証が困難との見方もあり、傷害致死容疑での立件も
あわせて検討している。
・死亡前日の4月4日夜、小林、松本、杉本の3被告は聖香さんが玄関先でぐったりしているのを
放置したまま食事に出掛けた。帰宅後もぐったりしたままで、失禁に気付いた小林被告が激怒、
聖香さんの頭を殴打するなど暴行を加えたという。
その後、小林被告は聖香さんをベランダに引きずり出し、5日夕まで十数時間にわたって放置していた。
松本被告はこの間、「おかゆのようなものをベランダで聖香さんに与えた」と供述しているという。
司法解剖で聖香さんの胃の内容物に少量の米があったことが確認されている。
聖香さんは4月に入って衰弱が目立つようになり、立ち上がるのも困難な状態に。
食事を与えられても吐いてしまうこともあったという。さらにたびたび失禁するようになり、小林被告が
「臭い」と怒鳴ってベランダに閉め出していた。風呂にも入らせなかったとされ、せっかんを恐れた
聖香さんは自らベランダに出ることもあったという。(抜粋)
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