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・老舗CD販売業「ヤマチク」の破綻から2か月。「香林坊109」や「めいてつ・エムザ」の店舗が消え、
金沢市の中心街では、新譜CDを扱う店がほぼ全滅した。CD店の「空洞化現象」は全国的に見られ、
東京にある日本レコード協会に「どこで買えばいいのか」という問い合わせが来るほどだ。
金沢市中心街では、ヤマチクの閉店以前から兆候はあった。2年前には百貨店「香林坊大和」の
CD店が撤退。昨年10月には「ラブロ片町」から「タワーレコード」が金沢駅前の「金沢フォーラス」に移転した。
「かつてはCD店が若者向けの集客装置だったが、最近は違う」。
香林坊109を運営する「香林坊第一開発ビル」のテナント担当者はこう話す。昨年10月、かほく市に
オープンした「イオンかほくショッピングセンター」にCD専門店が入らず、書店の片隅で販売されて
いるのが「その象徴に見えた」という。
日本レコード協会によると、2008年のCD生産は約2億4000万枚で、1999年の約4億2000万枚の
半分近くに落ち込んだ。逆に、有料音楽配信のダウンロード数は2005年の約2億7000万回から、
08年は約4億8000万回と倍近くに伸びた。
特にシングルCDの落ち込みが激しい一方、音楽配信の9割近くが携帯電話などのモバイル機器から
ダウンロードされており、同協会は「若者層で、携帯電話での音楽購入に取って代わられつつある。
イヤホンで聴くようになるなど、音楽を楽しむスタイル自体が変わってきているのでは」と分析する。
地元で活動するミュージシャンも戸惑っている。金沢市のライブハウス社長は「若者がCDを自費製作
しても、置いてもらえる場所が減った。発表の場が少ないのは問題だ」と話す。
ただ、プレーヤーを製造するパナソニックは「どのミニコンポでも、まずCD、次にiPodやSDカードが
使えるという位置付け。縮小傾向とはいえ、かつてのレコードみたいにCDが無くなることは
ないでしょう」と話している。
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