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大阪市西淀川区の小学4年松本聖香さん(9)の遺体が遺棄された事件で、母親の美奈(34)、
知人の杉本充弘(41)両被告(いずれも死体遺棄罪で起訴)が、大阪府警の調べに、聖香さんの
死亡前夜に激しい虐待行為があったとして、詳細を供述していることがわかった。すでに自力では
立てない状態の聖香さんに、美奈被告の内縁の夫の小林康浩被告(38)(同罪で起訴)が、殴るけるなど、
「いつも以上に激しい」(美奈被告)暴行を加え、その後、死亡して見つかるまで十数時間にわたり、
ベランダに放置していたという。
府警は、死亡前夜の暴行と、その後の放置行為が聖香さんを死に至らしめたとみて、さらに詳しく調べる。
捜査関係者によると、3被告は4月4日夕、小林被告の長男(6)を連れて外食。自宅を出る際、
玄関に衰弱して倒れていた聖香さんが「私も連れて行って」と懇願したが、誰も聞き入れなかった。
この時の聖香さんについて、杉本被告は「顔はひどく腫れ、青あざだらけで口の中が血だらけだった」と供述している。
4人が午後10時半頃に帰宅した際、聖香さんは玄関に横たわったままだった。
小林被告は聖香さんが失禁していることに気づいて激怒、聖香さんを台所まで引きずり、暴力をふるい始めたという。
杉本被告は「何回も踏み付けたり、頭などを殴りつけたりしたほか、首も絞めていた」と供述。
美奈被告も「何度か杉本被告が止めに入るほどで、普段以上にひどかった」と説明している。(つづく)
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