09/05/15 18:21:17 lzlsRDVk0
■日本のユーザーは満足できるか?
アンドロイドは、アメリカのユーザーであれば喜んで使うかもしれない。しかし、ケータイに高い品質を求める日本のユーザーが満足できるクオリティーにあるかはかなり疑問だ。
複数の機能を同時に動かしたときにきっちりと安定して稼働するか、セキュリティーの不安はないか、など気になる点は多い。アンドロイド開発に携わる国内関係者も「アンドロイドは決して高い品質だとは言い難い」と本音を漏らす。
アンドロイドに日本のユーザーが満足できるような品質を求めるとなると、それだけ独自の開発コストやバグを修正する期間が必要になってくる。キャリアやメーカーとしても時間をかけざるを得なくなる。しかしそれでは、絶好の商機を逃すことにつながりかねない。
となると、キャリアとしては「(品質においては)割り切って投入して、ユーザーに納得して使ってもらう」(関係者)というスタンスを選ぶことになるだろう。
アンドロイドもiPhone 3Gのように、当初の製品版では安定して動かないかもしれないが、バージョンアップすることで徐々に品質を高めていく、という手法をとらざるを得なくなる。
アンドロイドもiPhone 3Gもケータイの顔をしたコンピューターというほうが正しい。仮にフリーズする、データが消えるといったトラブルに直面しても、笑顔でリセットできる広い度量がないと、スマートフォンとはつきあえないのだ。
2009年にも日本上陸すると言われているアンドロイドケータイ。日本メーカーによる高い品質を持ったケータイに慣れ親しんだユーザーに、受け入れられるだけのクオリティーにどこまで近づけるのか。興味深いところである。