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デコイNo22「デコちゃん」
デコイNo22は、1991年?2006年にアホウドリ増殖事業の一環として伊豆諸島の鳥島(東京都)の
初寝崎に設置された雌のアホウドリの模型(デコイ)。バードカービングの第一人者である
内山春雄が木型を作り、京都の西尾製作所で作成された100体あまりのデコイの1つ。
特定のアホウドリがこのデコイに対して9年間愛の巣作りと求愛ダンスを繰り返していた事で
知られる。この個体はデコイに求愛していたことから「デコちゃん」と名付けられた。
雌のアホウドリのデコイは他にも92体存在したが、デコちゃんが選ぶのは常にデコイNo22だった。
また、別の雄アホウドリがデコイNo22に近付いて求愛ダンスした時には威嚇することもあったという。
鳥島に親鳥がいない5?9月は劣化防止および補修のためにすべてのデコイを取り外しており、
2006年5月、デコイNo22を含むデコイを撤去。デコイによる新繁殖地形成計画が2006年春に
成功裏に終わったため、2006年秋シーズンからはすべてのデコイの設置を中止することになった。
アホウドリは一夫一婦制で、一度つがいになると死ぬまで相手を替えないため、連れ合いを
失ったデコちゃんが今後どのような行動を取るのか、興味がもたれた。
予定どおり2006年秋に設置しなかったところ、2006年11月から12月に行われた繁殖状況調査にて
「デコちゃん」が雌アホウドリとつがいになっているのが確認された。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
URLリンク(www.nhk.or.jp)
模型に求愛”デコちゃん”
URLリンク(www.nhk.or.jp)
デコちゃん(右)にヒナ誕生(中央) 左がメス(今年)
URLリンク(www.nhk.or.jp)