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新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が初めて日本で確認された。感染者は、国際交流のためカナダを訪れ、8日夕に帰国した大阪府内の高校生2人と引率の教諭。
「重くないので安心してほしい」。9日の全校集会で3人の症状を伝えた校長はこう強調し、現地での行動確認に追われた。
厚生労働省は早朝から、感染者と同じ航空機に乗っていた人の追跡調査を急ぎ、健康への注意を呼びかけた。
生徒2人と教諭の感染が確認された大阪府寝屋川市内の高校では、9日午前8時50分から体育館で臨時の全校集会が開かれ、校長が「3人の症状は重くないので安心してほしい。校内での感染はなく通常通り授業を行う」と呼びかけた。
校長は集会後、正門前で記者会見し、教諭の体温は38度台、生徒2人はそれぞれ36、37度台であることを示し、症状は重くないと説明。「残念な結果だが学校の対応は適切だった」と繰り返した。
同高生徒らは4月24日から、カナダ・オンタリオ州のオークビルでホームステイしていたが、同国内でも感染が拡大したことから28日、国際交流事業に参加した他の2校と対応を協議。
「現地のコーディネーターが大丈夫と言っている」との説明があったため、健康管理を徹底することを確認し、健康チェック用のシートに基づいて発熱やせき、くしゃみの有無など10項目を毎日確認したという。
校長によると、4日に現地へマスクが到着したが、引率教諭は「現地でマスクをしている人がおらず、集団でつけていると奇異の目で見られると思い、着用させなかった」と説明したという。
不特定多数の人間が集まり、感染の危険がある大リーグ観戦やナイアガラの滝観光などの日程を見直さなかったことについては「引率教師やコーディネーターと頻繁に連絡を取り、問題ないと判断した」と話した。